水族館×動物園×美術館?生きているミュージアム! ニフレル

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ニフレルは、大阪府吹田市千里万博公園・EXPOCITY内にある生きているミュージアムです。

水族館×動物園×美術館が融合した、とっても不思議な新感覚のミュージアム。私は過去に一度2016年に訪れていますが、特にブログ記事は書いていませんでした。

今回約6年ぶりの11/13(日)、家族で遊びに行ってきました。

ニフレルとは?

大阪府吹田市千里万博公園・EXPOCITY内にある「ニフレル(NIFREL)」は、2015年11月19日グランドオープン。

施設名称の由来になった「感性にふれる」をコンセプトに、水生生物・陸上動物など、地球が育む多様な命と個性のつながりを自由な発想で表現した生きているミュージアムです。

館内1Fには「いろにふれる」「わざにふれる」「およぎにふれる」「ワンダーモーメンツ」「ミュージアムショップ NIFREL×NIFREL」、2Fには「かくれるにふれる」「みずべにふれる」「ピクニックカフェ EAT EAT EAT」「うごきにふれる」「ひびきにふれる」「ニフレルメイクス」を展開し、多様性をテーマにした展示エリアで構成しています。

ニフレルへのアクセス・入口に到着まで

ニフレルへのアクセスは、電車・バス・車など。今回私は電車でアクセスしました。

最寄り駅は、大阪モノレール「万博記念公園駅」。改札口を出て左・万博記念公園方面へ向かうと、すぐ目の前にEXPOCITYがあります。左手・モノレールの線路の向こう側には、万博記念公園のシンボル・太陽の塔が見えますよ。

こちらがニフレルの建物。観覧車OSAKA WHEEL(オオサカホイール)の手前にあり、入口で入館券を購入できます。

このあとは、ニフレル館内で撮影した写真を、順路に沿ってご紹介します~。

いろにふれる

「いろにふれる」のテーマは、色彩の多様性。ゆるやかに「いろ」が変化する世界を楽しめます。水のゆらめきを感じる美しく澄んだ13台の水槽には、とても綺麗な色艶やかな魚たちが泳いでいました。

こちらは掃除する魚の体の寄生虫「アカシマシラヒゲエビ(左)」と、ガラスかと見紛うばかりのキチン質「シロボシアカモエビ(右)」。お掃除している姿?をのんびり観察しました。

身を守る刃物使いのベジタリアン?「ナンヨウハギ(左)」と、背ビレ赤腹ビレ伸びれば男の子の「アカネハネゴイ(右)」。ナンヨウハギといえば、映画ファインティングニモの登場人物ドリーですね!娘が大喜びでした~。アカネハネゴイは優しく綺麗な色合いのお魚です。

美人さんの「バイカラードッティーバック(左)」は、ケンカのときは容赦ないらしい!怖。「ミナミハコフグ(右)」は、体から猛毒・パフトキシンを出すそう!怖。

「プテラポゴン・カウデルニィ(左)」の群れは、ちょっとシュールな世界観。「ヒメハナギンチャク(右)」は、体の表面から分泌した粘液と泥で家を作るそう。

そしていつも可愛い「カクレクマノミ」と「サンゴイソギンチャク」。実は私、映画ファインティングニモが大好きで何度も観ました~。昔ダイビングで潜った時も思っていましたが、クマノミってちょこまか動くから、いつも写真をうまく撮れません。

わざにふれる

「わざにふれる」では、生き物たちのオリジナリティあふれる「わざ」を間近に見られるように工夫された水槽が並んでいます。水を噴いたり、砂に隠れたり、まわりと同じ色に変化したり。生き物たちのわざを観察できるかは運次第?!

砂の中に隠れるのが上手な「チンアナゴ・ニシキアナゴ(左)」は、通称ニョロニョロ! 縦向きに泳ぐ「ヘコアユ」も、元ダイバーの血が騒ぎます。

「アカエイ」は、ついつい本来の顔がある上側ではなく、笑っている顔に見えるお腹側を観察してしまいます。でもこれって実は顔じゃなくって、鼻の穴らしいよ?!

背中の模様が人の顔に見えることが名前の由来の「ヒトヅラハリセンボン(左)」と、頑丈な歯が隠れているおちょぼ口の「ケショウフグ(右)」。どっちもユニークな顔!特に口元をじっと眺めてしまう。

口の下側にあるよだれかけのような吸盤で張り付いて生活する「ヨダレカケ(左)」と、細長い身体の「サンゴトラザメ・マモンツキテンジクザメ(右)」。ヨダレカケの吸盤がくっついているところを下から眺めてみたい・・・。

およぎにふれる

「およぎにふれる」は、2020/2/28に誕生したゾーン。遊泳の多様性を「影」で表現しています。魚たちが泳ぐ影と水の波紋が重なるアーティスティックな空間。かなり中は暗くなっているため、お子さま連れの方は手を繋いだ方が安心ですよ。

自由自在ににょろにょろ動く「コンプクトプレニー」。水槽に文字が書かれていて、影を見て確認できるようになっています。

こちらは影の案内によると、長い首伸び縮みさせ獲物とる「ジーベンロックナガクビガメ」。首が長くて気持ち悪い~。

そのほか「タコクラゲ」や「ドジョウ」も観察できましたが、暗すぎて写真がうまく撮れませんでした。

ワンダーモーメンツ

「ワンダーモーメンツ(WONDER MOMENTS)」では、アーティスト・松尾高弘による宇宙から星を眺めるような神秘的な空間アート体験ができます。

ニフレルのコンセプト「感性にふれる」を体現したスペースで、浮かびあがった直径5メートルの球体と足元に広がる直径8メートルもの円形スクリーンに、神秘的な音楽とダイナミックな光のシャワーが降り注ぎます。

迫力があってとっても綺麗。ずっと見続けていられそうな素敵な空間です。

球体とフロアのプロジェクションによるインタラクティブな体感型アート空間は世界初なんだそう。上映時間は約10分で、館内1Fと2Fをつなぐホールに常時展示されています。

こちらの左の写真は1Fのベンチに座って、右の写真は2Fから見下ろして撮影しました。

かくれるにふれる

「かくれるにふれる」は、2019/3/1に誕生したゾーン。生き物たちが自然に生き抜くための多様な「隠れる術」を展示しています。

こちらは「フライシュマン アマガエルモドキ」。葉っぱの裏に隠れているカエルがなかなか見つけられず、ついに発見した時は隣のおばちゃんと大喜びしてしまった!

こちらは「オニダルマオコゼ(左)」と「フトアゴヒゲトカゲ(右)」。オニダルマオコゼは岩にしか見えないけど、背鰭棘には猛毒があるらしい!

「コケガエル(左)」「エボシカメレオン(中央)」「ハナビラウツボ(右)」。ちょっと隠れるのに失敗しているような?!

みずべにふれる

「みずべにふれる」は、水辺に棲む大型動物たちを展示する開放的な空間です。

「ホワイトタイガー(ベンガルトラ)」はちょうど餌やりタイムに遭遇。お肉を追いかけて水の中にも潜っていました。その近くには大きな大きな「イリエワニ」。こっちは全く動かず。

「ミニカバ」のお母さんフルフルと赤ちゃんテンテンのお食事タイムにも癒されました。ミニカバの体って、テーカテカのツールツル!・・・触り心地が気になります。

奥にはピクニックがコンセプトの開放感溢れるカフェ「ピクニックカフェ EAT EAT EAT」も展開しています。今回はお腹も空いていなかったのでパス!

うごきにふれる

「うごきにふれる」は、行動の多様性をテーマとした生き物たちの遊び場。1本の小川を隔てて様々な生き物が自由に行き交い、まさに「私たち人間がお邪魔している感覚」で過ごせる空間です。

入ってすぐ目の前には「マチカネワニ」のレプリカが飛び出して、その下には世界一小さいカンガルーの仲間「パルマワラビー」。全体的に写真右のような景色が広がっています。

「コツメカワウソ(左)」はぐっすりすやすや昼寝中、「ワオキツネザル」はもっと近くで観察してみたい、世界最大のネズミの仲間「カピバラ」は一人ぼっちで少し寂しそう。。


同じ場所から全く動かない「ケープペンギン」は、何を考えているのか?何も考えていないのか? ご飯の時は動くのかな?

そのほか「アルダブラゾウガメ」「ケヅメリクガメ」や「アメリカビーバー」「アナホリフクロウ」などがいました。6年前に訪れた時にいた「モモイロペリカン」は、去年長野市城山動物園へお嫁に行ってしまったらしい。娘が大好きだったんですが・・・残念。

ひびきにふれる

「ひびきにふれる」は、生きものが奏でる音や、生息域の自然環境の音を体験できるアート作品。

「森」「里山」「海」「都会」の4シーンの音を、映像のトンネルに入って・ベンチに座って聞くことができます。

ニフレル入口には「ひびきにふれるの案内葉書(左)」が置いてありましたが、「ひびきにふれる」を聞き終えた後の出口には45種類の多様な音のラインナップを展示していました(右)。「この音確かに聞こえたね!」と家族で再確認。

「ひびきにふれる」を出てすぐの場所に、体験型交流スペース「ニフレルメイクス」も展開。だいぶ混雑していたので、今回は立ち寄りませんでしたが、お子様連れの方なら楽しめそう。

ニフレルでかかった費用は?

今回ニフレルでかかった費用は、合計3,020円でした(電車代は除く)。
・入館料:小学生1,000円のみ(本来大人2人分2,000円がかかりますが、今回夫の会社から入館券をプレゼント頂いたため無料でした)
・お土産代:2,020円

ニフレルのお土産は「ミュージアムショップ NIFREL×NIFREL」で購入。様々な生きものをモチーフにしたオリジナル商品がたくさん!可愛くてオシャレなものが揃っていましたよ。

最後に・・・

6年ぶりに訪れたニフレルの滞在時間は約1時間半。常に先を行く夫+飽きっぽい娘と一緒だったため、あっという間でした(私一人だったら写真満足するまで撮りたいし、もっと長時間いたかと・・)。相変わらず不思議な新感覚のミュージアムで、元ダイバーの私には見応えのある展示内容でしたが、娘お気に入りのモモイロペリカンがいなくなってしまったことが物足りなかったかな。

ニフレルを満喫した後は、ららぽーとEXPOCITYでランチ、その後ショッピングしようと思ったけどかなり混雑していたため断念しました。行きも帰りも電車乗り換え2回ずつ、帰りは最寄駅からタクシー使用で、雨の中を1万歩くらい。さすがに歩き疲れました。

次回はお天気の良い日に!もし可能なら、観覧車OSAKA WHEELや万博記念公園とセットで遊びに行きたいです。(モモイロペリカンも復活してほしい・・・切実)