奈良2019:ロウソクの灯りに心癒される、なら燈花会

※本サイトでは広告が含まれる場合があります。

2019/8/10~1泊2日で奈良へ行ってきました。旅の一番の目的は「なら燈花会」。

実は、ちょうど10年前に奈良へ日帰りで遊びに行ったことがあり、その日が燈花会というイベント開催日だと知らなかったため、夜の都合が悪くて断念・・・。翌年あたり浴衣を着て観に行きたい!と思っていたものの、実際に行けたのは10年後でした。

今回泊まりがけだったこと、そして私の体調も完璧では無かったので、浴衣での観光はできませんでしたが、とても綺麗なロウソクの灯りをたくさん観ることができました。

なら燈花会とは?

※実際のパンフレットです。

1999年に誕生したなら燈花会は、毎年夏に10日間の期間限定で行われているイベントです。

「燈花」とは、灯心の先にできる花の形のかたまりのことで、これができると縁起が良いと言われているそう。なら燈花会を訪れた人々が幸せになるよう願いを込めて、LEDのライトアップではなく、本物のロウソク1つ1つに灯りがともされています。

1300年前に都として栄えた古都奈良の広大な自然と歴史の中に、優しいロウソクの灯りがとけ込んで、どこか懐かしく心癒してくれる空間を演出しています。

今回は、私が実際に訪れた順に沿って、各会場の写真をご紹介します。

まずは三条通の大和カフェで腹ごしらえ(17:40)

なら燈花会では、たくさん歩くことになります。私たちはまず三条通の「大和カフェ」で腹ごしらえすることに。


18時前の時点で、まだ外は明るいです。空が真っ青~。


こちらが三条通の「大和カフェ」さん。入口もオシャレ。


私たちがオーダーしたのは「選べる夜ごはん」のプレートセット。ご飯・お味噌汁付きで1,580円とはお得!2つ頼んで、私・夫・娘の3人で取り分けることに。


こちらが惣菜プレート。マグロとアボカド・キッシュ・海老と野菜の天ぷらなど、どれも美味しかった。少しずつ色々食べれるのが嬉しいですね。


選べるメインディッシュ。私は「ヤマトポークカツ」にしました。もっと小さいサイズを想定してましたが、ポークカツ1枚が大きい!


娘のリクエストでポテトフライもオーダー。これ無くても足りたかも・・・ってくらい、選べる夜ごはんプレートはボリューム満点でしたよ。

燈花会会場までバスで移動(18:50)

腹ごしらえのあとは、一旦JR奈良駅まで戻りました。

今回は最初に、なら燈花会会場の一番奥(春日野園地・浮雲園地あたり)までバスで移動し、その後各会場を観ながら、JR奈良駅近くのホテルまで歩いて戻ってくるルートで観光することに。


JR奈良駅前でも、ロウソクに灯りがともされ、その奥ではバンド演奏も。


バスは、奈良公園・東大寺・春日大社方面に乗ります。黄色いバスなら確実ですよ~(私たちは、今回同行した夫君が奈良の地理に少し詳しかったため、同じバス停から違う種類のバスに乗って向かいました)

そしてバス停「東大寺大仏殿・春日大社前」で下車すると、たくさんの鹿さんに遭遇!


どうやらこの鹿さんの群れは、山に帰っていく途中だったそう。赤信号や横断歩道も無視して、堂々と渡る鹿さんたちに驚き! 奈良はやっぱり鹿の住処なんだなーと改めて実感しました。

浮雲園地(19:00)


最初に訪れた会場「浮雲園地」の入口にも「NARA TOKAE」の文字が。


いよいよ「浮雲園地」に到着です。この奥に広がっていたのが・・・


一面にたくさんのロウソクの灯り。


まだ夕暮れ時でしたが、ほんわか明るくて綺麗。


夕焼けとのコラボレーションもいいですね。

甍 ~I・RA・KA~(19:15)

お次は、奈良春日野国際フォーラムの会場「甍 ~I・RA・KA~」。


建物入口では、奈良県のマスコットキャラクター「せんとくん」がお出迎え。娘っ子、もちろん写真撮影は必須です。ここでは食べ物や飲み物の屋台が展開されていました(事前に腹ごしらえしちゃってたのが残念。)


中庭に入ると、カラフルなロウソクの灯り。


お花のような模様も作られて、可愛らしい雰囲気です。


ちょっとおしゃれな演出もあり。


紅葉のように見える樹木のライトアップは見事。


その奥には「石あかりの小径」の看板があって、


たくさんの石あかりが足元を照らしてくれていました。

春日野園地(19:30)


東大寺手前にある会場「春日野園地」。


公式ホームページによると「沈みゆく夕日と、その光に照らされ金色に輝く東大寺大仏殿の鴟尾(しび)が絶景」なんだそう。

残念ながら私がこの会場に着いたときは、既に日が暮れたあとでした。写真右奥に写っているのが東大寺大仏殿の鴟尾(しび)ですね。


ここは、なら燈花会で「最大の灯りの花畑」なんだそう。


ずっとずっと奥まで、ロウソクが広がり、とっても綺麗でした。

とても広い会場なので、小さなお子さま連れの方は、迷子に注意してくださいね。

浅茅ヶ原(19:50)


春日野園地から浮雲園地まで戻り、浮見堂に向かう途中にあったのが「浅茅ヶ原」です。


ここでは、竹のオブジェの間に、たくさんのロウソクの灯りがともされていました。


浮見堂に向かう真っ暗な夜道の途中で、幻想的に浮かび上がる空間です。

浮見堂(20:00)


実は今回、なら燈花会の会場の中で、一番行ってみたかったのが「浮見堂」です。


黄金色に浮かび上がる浮見堂や、鷺池(さぎいけ)を縁どるロウソクの灯りが絶景でした。


また浮見堂を背景に、鷺池を漂う小舟と提灯が、とってもロマンチック。ちょっと乗ってみたかったのですが、長蛇の列で諦めました。


浮見堂会場をあとにして、少し遠くから眺めると、たくさんのロウソクや提灯の灯りが水面に映し出されて、綺麗でした。

興福寺(20:25)


お次は興福寺会場へ。


こちら興福寺の五重塔にも、ロウソクの灯りが添えられていました。とても厳かな雰囲気で神秘的。


ついでに撮ったお月さまと五重の塔の1ショット。絵になりますね。

ここでの点灯時間は20時半までだったため、ロウソクが消えてしまったものも見かけました。北参道や東金堂の写真は撮り忘れ・・・。

猿沢池と五十二段(20:35)


最後に訪れた会場が「猿沢池と五十二段」。階段のロウソクの灯りも綺麗。


階段横にも、ロウソクの灯りがともされています。


そのずっと奥まで、点々と灯されているロウソク。


猿沢池には、釆女の悲しい伝説が残されているとか・・・。


池の向こう側はこんな景色。点々と灯されたロウソクの灯りが水面に映し出され、ライトアップも綺麗ですね。

三条通り沿いに歩いてホテルに到着(21:30)

こんなオブジェがたくさん飾られていました。

最後の「猿沢池と五十二段」を訪れたあとは、そのまま三条通り沿いに歩いて、JR奈良駅近くのホテルに向かいました。途中でお土産屋さんやコンビニに立ち寄って、ホテルに着いたのが21時半頃。私が訪れた日は「東大寺鏡池会場」「春日野大社参道会場」はやっていなかったのですが、それでも(一部バスを使っても)トータル10,000歩以上~歩きました。

さすがに7歳の娘も足が疲れて痛くなった様子・・ホテルに着いてシャワーを浴びたら即効寝ちゃいました。もっと小さなお子さま連れの方は、抱っこ覚悟で観光した方がいいかもしれませんね。

なら燈花会では3時間以内でたくさん歩いたのですが、ロウソクの灯りがとても綺麗で風情もあり、心癒されるイベントでした。今度訪れるときは、「東大寺鏡池会場」「春日野大社参道会場」にも行ってみたいと思います。