三重2022:なばなの里の国内最大級ベゴニアガーデンは圧巻の美しさ!

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今年の夏休みは急遽「なばなの里」にも行ってきました。

元々計画していた夏休み三重旅では、1日目にナガシマスパーランド/2日目に劇団四季キャッツ観劇(名古屋公演)の2泊3日予定でしたが、残念ながら劇団四季キャッツはコロナの影響で公演中止に・・。

急遽1泊2日に予定を変更し、2日目の帰る前に立ち寄ることにしたのが「なばなの里」です。事前にたいしたリサーチもできなかったのですが、国内最大級のベゴニアガーデンがあるらしい?!

そんなわけで今年は夏休み7/29(金)に「なばなの里」へ遊びに行ってきました。

なばなの里とは?

三重県桑名市長島町にある「なばなの里」は、長島観光開発株式会社運営の「ナガシマリゾート」に属する施設の1つ。年間を通して四季折々の美しい花が楽しめる、日本最大級の花のテーマパークです。

里内では、梅・桜・チューリップ・バラ・ダリア・コスモスなど季節の花が咲き誇り、国内最大級のベゴニアガーデンがあることでも有名。初夏の幻想的なホタルや、イルミネーション、お食事も楽しめる観光スポットです。

なばなの里へのアクセス・入口まで

なばなの里へのアクセスは、電車・バス・車のいずれか。今回私は車でアクセスしました。

こちらの入口で「なばなの里入村券」を購入し、中に入ります。めちゃくちゃ空いてる!

こちらがマップ。パンフレットもあるので、1人1枚ずつもらっておきましょう。

なばなの里に入ってすぐのフォトスポット。手前にはスマホやカメラを固定する場所もあり、素敵な記念写真を撮影できました。

フォトスポットの左右には、ほおずきの鉢植えや、小さなひまわりも咲いてましたよ。

国内最大級のベゴニアガーデンが圧巻!

「なばなの里には、国内最大級のベゴニアガーデンがあるらしい」というのは知っていましたが、ぶっちゃけそれほど期待していませんでした。しかし想像以上に見応えあり!息をのむほど圧巻の美しさに感動したので、まず最初に紹介しようと思います。

エントランスの自動扉の向こうには、圧倒的なベゴニアの世界

こちらがベゴニアガーデンの入口。エントランスでベゴニアガーデン入館料を支払ってから、館内に入ります。

入口の立て看板には「オールシーズン咲き誇る1万2千株の絢爛たる花々」「アンデスの花園」とあり、ちょっとワクワク。エントランスのオブジェもオシャレで、ナガシマリゾート公式キャラクター・ピーターラビットのかくれんぼも楽しそう。

エントランスには、世界のベゴニア分布図もあり、いかに広い地域に分布しているか?が分かります。いずれも赤道を挟んだ南北の熱帯・亜熱帯に約2,000種が分布しているようです。

また公式ホームページによると、現在(交配種を含め)数千種類にもなるベゴニアには、茎や葉・花の特徴によって「木立性ベゴニア」「根茎性ベゴニア」「レックスべゴニア」「球根性ベゴニア」「センパフローレンス」「冬咲きべゴニア」「エラチオールベゴニア」の7グループに分類。なばなの里のベゴニアガーデンの中心となる「球根ベゴニア」は、花が大きく色鮮やかで鑑賞価値が高いものの、性質が弱く栽培が困難なんだそう。

それでは右側写真のエントランス入口から館内に入っていきましょう。

エントランス入口の自動扉が開くと、圧倒的なベゴニアの世界が広がっています。あまりの驚きと感動に、わーっという感嘆の声をあげてしまいました。(娘も何故かピース!)

ベゴニアガーデン館内の詳しいマップやパンフレットは無かったのですが、公式ホームページによると「年中満開の大輪ベゴニアをはじめ、世界各国から集めた数百種・1万2千株の絢爛たる花々を、4棟に構成された大温室で常時栽培・展示」しているらしい。

撮影してきた写真を確認すると、確かに4棟に分かれていたようなので、今回は建物ごとに分けて印象的だったベゴニアやその他写真を紹介していきます。

1棟目:大輪ベゴニアがずらりと並ぶ

エントランス入口の自動ドアを抜けると、大輪のベゴニアの花に囲まれた夢のような空間が広がっていました。こちらの約9,000㎡の大温室には、約5,000鉢の球根ベゴニアが咲き誇っているそう。

真ん中の空間にも、色とりどりのカラフルなベゴニアの花が眩しい。

大輪のベゴニアの花は、等間隔に美しくずらりと並べられています。

どの花も見事に大きく咲いています。あまりの美しさに、たくさん写真を撮ってしまいました。

大輪のベゴニアの間に、こっそりピーターラビットもいました(ピンボケ残念・・・)

1棟目の建物には、天井からぶら下がるハンギングバスケットのベゴニアや、木立性のベゴニアもありました。ベゴニアって本当にいろいろな種類があるんですね。

2棟目:可憐なフクシアの花が楽しめる

2棟目の建物は、たくさんのフクシアの花が天井から吊り下げられている、不思議な空間。

フクシア(またはホクシャ)は、主にヨーロッパ・アメリカで親しまれてきた可憐な花。別名「釣浮草(ツリウキソウ)」と呼ばれ、現在ではいろいろな花の色の組み合わせが2,000種類以上もあるそう!

実は私も趣味で育てたことがあり、ちょっと不思議な花の形なので、まじまじと観察してしまうんです。可愛らしくオシャレな花の形が「女王の耳飾り」と呼ばれているのも納得。

こちらの立派な植物は、おそらく「トラディスカンティア ラベンダー」。植物の名前が見当たらなかったのですが、以前自宅で育てていました。紫色の葉っぱがとても上品で綺麗。

ピーターラビットの可愛いフォトスポットもいくつかありましたよ。他に誰もいなかったので、家族でたくさん写真を撮りました。

3棟目:多肉植物やハンギングバスケットが素敵

2棟目~3棟目の建物の間にあったのが、こちらの「胡蝶蘭(ブルーエレガンス)」。豪華なお花として知られているコチョウランですが、こんなに鮮やかなブルーもあるんですね!

3棟目の建物に入るとすぐ、こちらの景色が広がっていました。ハンギングバスケットは、ペチュニアの花かな?

入口付近のスイレンの池。横幅約5m/奥行き約1.5mのこじんまりした池ですが、可愛らしいスイレンの花を目の前に観察できます。公式ホームページによると、本来スイレンの開花は7月~9月上旬の夏ごろですが、ベゴニアガーデンでは常に室温26度くらいに保たれているため、年中開花のチャンスがあるそう!ただし夕方になると眠る(睡る)ように花を閉じることにちなんだ「睡蓮」の名のとおり、午前中に咲いて昼過ぎには花が閉じてしまうため、午前中~昼頃までの見学がおすすめみたい。

入ってすぐ、おしゃれな多肉コーナーを発見しました。

ここには、いろいろな種類の多肉植物がたくさん!ユニークな植木鉢に植えられているのもあります。また食虫植物・うつぼかずらも間近に観察できて興味津々! 猫とウサギが吊るされているのは何故でしょう?

多肉植物コーナー近くあったブラジル原産の大型つる性植物「アリストロキア・ギガンテア」。ネットで調べてみたところ、花には独特の香りがあり虫をおびきよせるとか?また大きな褐色部分は、花びらではなく萼(がく)なんだそう。色・形ともに怪しげな独特の外観で、つい見入ってしまいました。

少し進むと、南国っぽいコーナーになりました。これは私が好きな雰囲気。

道端には、パイナップル科のシマサンゴアナナス?のような色鮮やかなピンクの花。そして食中植物・うつぼかずらや、またもやユニークな植木鉢の多肉植物など、まとめて展示しているコーナーがありました。ついついじっくり観察してしまいます。

こちらの2つのお花は名前が分からなかったので、Googleレンズ調べ。
黄色い方が、熱帯アメリカに分布する低木「パキスタキス」。黄色の部分は苞(ほう)で、白の部分がお花なんだそう。そして赤い大きなお花が「アマリリス」。1株だけでもインパクト大!鮮やかで真っ赤な花が目を惹きました。

こちらは手前にインパチェンスの花畑。奥に木立性のベゴニアが植えられています。赤と白のインパチェンスが綺麗に咲いてます。

こんな変わった形の花や植物も。左の写真はパイナップル科の「ネオレゲリア(サボータージュ)」。ネットで見る写真よりも、だいぶ立派! 右の紫色のお花はとっても可愛いんですが、名前が分かりませんでした。

3棟目の建物・一番奥には、たくさんの緑に囲まれた空間が広がっています。

ハートのフォトスポットはナチュラルな雰囲気が可愛い。右側写真のお花は、Googleレンズ調べによると「ペラルゴニウム グランデイフ ロラム」らしい。赤紫がとっても目立っていました。

ちょっとしたお水コーナーで涼しさを感じたり、ベンチで休憩もおすすめですよ(右側写真で休憩してるのは、私と娘)

このコーナーでも、天井を見上げると、素敵なハンギングバスケットのお花を眺められます。

この写真の奥・左側にさりげなく「順路」の看板がありますが、右側にはちょっとした散策路と雑貨コーナーがありました。

緑に囲まれた散策路の奥には、ナチュラルな雰囲気の雑貨や多肉植物など、たくさん飾ってあります。ピーターラビットらしき姿も?!

こちらは出口付近にあった、木立性ベゴニア。お花の形がとっても不思議。

4棟目:絵画の世界のような圧巻の美しさ!

館内最後4棟目の建物に入ると、1棟目入口と似た雰囲気!大輪のベゴニアの花に囲まれた空間が広がっています。

等間隔に大輪ベゴニアがずらりと並べられている景色は、やはり見ごたえあり!手前にはいろいろな種類の根茎性ベゴニアが、天井にもハンギングバスケットのベゴニアがあります。

入口のベゴニアコーナーを抜けると、館内最後のゾーン。手前にガーデンカフェが、その奥に水のコーナーがあります。

こちらが華麗なガーデンカフェ。美しく咲き誇るベゴニアに囲まれて、優雅なカフェタイムを楽しめます。

そしてガーデンカフェの奥には、素敵な水の空間が広がっています。

左右に大輪ベゴニアの鉢植えの花が並び、水面にもカラフルなベゴニアの花が浮かび、そして天井には素敵なハンギングバスケットという、見どころ満載の空間です。

ベゴニアガーデンの出口まで行き、後ろを振り返ると、まるで絵画の世界のような圧巻の美しさ。余りにも綺麗で、しばらく見惚れてしまいました。

館内最後のゾーン付近にあった、ベゴニアの鉢植えをまとめてご紹介。まずはお花が綺麗なベゴニア。

そして、根茎性ベゴニアやレックスベゴニア。葉っぱの模様を見比べると面白いですね。

そして出口付近にあった、木立性ベゴニア。かなり大きく立派なベゴニアでした。

なばなの里のベゴニアガーデンは、世界各国から集めた数百種・1万2千株の煌びやかな花々が咲き誇る!とっても素敵な大温室でした。私たちは休憩を含め、約1時間ほどかけて鑑賞。館内ですれ違ったのは、スタッフさん+他のお客さん1組だけでガラガラに空いていたため、かなりゆっくり鑑賞できたのがよかったです。

里内の素敵な景色・各スポットなど

なばなの里を散策していると、素敵な景色やスポットがありました。こちらの写真は、ホテル花水木のチャペル。手前の小さなひまわりと写真を撮っても素敵ですね。

樹齢1000年のオリーブ大樹。遥かスペインから約10,000kmの海路を超えて、植樹されたそう。

こちらはオリーブ大樹の近くにあった、サマーイルミネーションポイント「光の海」。日中はミストが涼し気なだけでしたが、夜には綺麗なイルミネーションが見れるのかな?

なばなの里の真ん中あたりにある池。サマーイルミネーション「天の川」「水辺の和傘」周辺のポイントです。この景色を見ると、イルミネーションも行けばよかったかなぁ?と。

サマーイルミネーション「天の川」「水辺の和傘」の池では、なんと鯉に餌をあげることができました。炎天下で誰もいないし、きっと鯉さんもお腹を空かせていたことでしょう。

ベゴニアガーデン近くを散策していたら「夏なのにチューリップが咲いてる?!」とびっくりして駆け寄ったところ、サマーイルミネーション「チューリップの丘と夏の星空」「光のトンネル」「光の小路」のポイントでした。同じくチューリップが偽物だと気付いたおばさんと目が合って、苦笑い(笑)

なばなの里には、ところどころに色々な種類の季節の花が咲いていました。ランタナ、キキョウ、ペンタス、アジサイ、クルクマ、クレオメなどなど。春や秋に訪れたら、もっと花数が多いかもしれませんね。

左と中央の写真は、秋の紅葉ライトアップで注目のスポット「鏡池(かがみいけ)」。水面に映る幻想的な紅葉(逆さもみじ)が見どころなんだそう! 近くに日帰り温泉「里の湯」もあります。

こちらの「アイランド冨士」は、地上45メートルの高さから360度パノラマでなばなの里を一望できるそう。私が訪れた日は営業しておらず、残念でした。

ランチは、かつまるのとんかつ

ランチは、なばなの里の中の「かつまる(かつ○)」へ。厳選された上質の豚肉をはじめ、すべてこだわりの素材を使ったとんかつ専門店です。

かつまる入口には看板メニューもあるので、入店前に何を食べようか?検討できますね。

私は「中ロース定食(1,850円)」をオーダー。分厚いお肉が柔らかくジューシーで美味でした。

ついでに、こちらは娘がオーダーした「キッズプレート(680円)」。トンカツ屋さんでトンカツじゃないメニューを選ぶという、相変わらずのマイペースっぷり。私の大事なトンカツを奪われたのは言うまでもありません。

おやつは、削りイチゴソフト

なばなの里・村の市エリアで、おやつに「削りイチゴソフト(600円)」を食べました。とても暑い日だったので、凍ったイチゴが冷たくて、めちゃくちゃ美味しかった~。ナガシマファーム産のイチゴを使っているそう。

削りイチゴソフトは、こちらの店頭または店内で購入できます。そのほか、ながしまのいちごみるくソフトクリーム、かき氷、各種ドリンクもあるみたい。

こちらの屋外コーナーで、おやつを食べるのはもちろん、のんびり風鈴を眺めながら休憩してもいいですね。近くにトイレもあって便利でした。

隣接の花市場で、地場産野菜とほおずき購入

なばなの里からすぐ隣接の「花市場」は、東海地区最大級の品揃えを誇るフラワーショップ&ファーマーズマーケット。2021年10月23日にリニューアルし、三重の逸品を販売するコーナーを拡張したそう。

屋外コーナーは、かなり広々とした空間。幅広い種類の植物や花がた~くさん並んでて、さすが東海地区最大級の品揃え! この日は鉢植えのほおずきコーナーも展開していました。

屋内コーナーでは、地場産の野菜や果物、地域の名産品が揃っています。私はこちらの写真の野菜各種と、切り花のほおずきを購入。赤肉メロンがとってもとっても美味しかった~!

なばなの里でかかった費用は?

今回なばなの里でかかった費用は、合計10,828円でした(1泊2日旅行のため、高速料金は除く)。
・駐車場:無料
・なばなの里入村券(1,000円分の金券付):1,600円×3
・ベゴニアガーデン入館料(割引券使用、金券で全額支払):500円×3
・ランチ代(金券で1,500円分支払、残りは現金支払):4,180円
・おやつ代:600円
・お土産代(花市場):2,748円

入場ゲートで入村券購入時にもらった↑割引券を使ったところ、ベゴニアガーデン入館料を大人1,000円→500円・小学生700円→500円に割引してもらえたのが、かなりお得でした。

最後に・・・

今回のなばなの里の滞在時間は(花市場も含め)3時間半ほど。前日のナガシマスパーランド同様、とっても暑い日でしたが、平日金曜日に遊びに行ったこと、そしておそらく夜のサマーイルミネーションに人が流れていたことから、他のお客さんとすれ違うことも無いくらいにかなり空いていたのがラッキーでした。

また、なばなの里そのものが予想以上に見応えあり!特に国内最大級とされるベゴニアガーデンの圧巻の美しさには感動~。花や植物の種類も多くて、かなり満喫できました。

なばなの里では、季節の花まつり・冬のイルミネーション・バラ園なども人気で、里内には日帰り温泉もあるので、また機会があったらぜひ遊びに行きたいと思います。