滋賀2022:明治時代の風情が残る!伝統的建造物群・黒壁スクエア

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2022年年末の滋賀旅の2日目は長浜観光。

午前中に長浜鉄道スクエアを訪れたあとは、滋賀県長浜市旧市街の伝統的建造物群を生かした観光スポット「黒壁スクエア」を散策しました。

黒壁スクエアとは?

黒壁スクエアは、滋賀県長浜市旧市街の伝統的建造物群を生かした観光スポット・観光名所。

豊臣秀吉が築いた長浜城の城下町として栄え、北国街道の宿場町として栄えた長浜。その北国街道沿いに続く古い街並の一角にある総称・ガラスの街とも呼ばれているのが「黒壁スクエア」です。ここでは明治時代から黒壁銀行として親しまれた建物を改装した「黒壁ガラス館」を中心に、ガラスショップ・工房・ギャラリー・体験教室・レストラン・カフェなど、数多くの魅力あるショップが点在。町家や商家をリノベーションした約30の施設が並んでいます。

黒壁スクエアへのアクセスは、電車・車など。今回私は車でアクセスしました。長浜鉄道スクエアで利用していた豊公園駐車場から車で5分ほど移動し、ホダヤ神戸町パーキングを利用しました。

海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 龍遊館

今回黒壁スクエアを訪れた一番の目的、それは「海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 龍遊館」です。

黒壁スクエアの一角にある大正レトロ風な洋館で、株式会社海洋堂及び食玩メーカーの協力のもと、株式会社龍遊館が企画・運営する施設。フィギュア好きにはたまらない!フィギュアのワンダーランドです。

私はそれほどアニメには詳しくありませんが、それでも知っているキャラクターがたくさん! 北斗の拳ケンシロウ・ラオウ・ユリアをはじめ、私が好きなナウシカ。グレムリンモホークは怖過ぎる。その他、おまけフィギュアも興味深かったです(フィギュア好きの夫は、今回の滋賀旅でここが一番楽しそうでした。笑)。

海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 龍遊館では、たくさんの写真を撮影してきたため、また別のブログ記事として執筆しています。

黒壁ガラス館でショッピング

黒壁ガラス館」は、明治時代から黒壁銀行として親しまれた建物を改装した木造の洋風建築です。

元は明治33年(1900年)に第百三十国立銀行長浜支店として建てられた木造洋館で、その黒漆黒の重厚な建物は当時としても珍しかったため、長浜の町のシンボル的存在となり「黒壁銀行」として親しまれていたそう。その後長浜カトリック教会を経て、平成元年(1989年)に黒壁ガラス館として生まれ変わりました。また平成8年(1996年)には国の登録有形文化財として指定されています。

左の写真が、黒壁ガラス館の入口です。館内は天井が高い開放的な雰囲気で、心満たされるレトロな空間と美しいガラスの世界。当時の趣が残るレトロな店内で、世界各国のさまざまな種類のガラス製品を展示販売しています。日常に取り入れやすい小物・アクセサリーなど、実際に手に取ってそのガラス製品の美しさを直に感じることもできますよ。

今回私はガラス製の猫の箸置きを3つ購入(右の写真)。娘は茶ネコ、夫は黒ネコ、私は三毛ネコの箸置きをそれぞれ使っています。旅のよい記念になりました!

黒壁AMISUでショッピング

黒壁ガラス館の斜め向かいにある「黒壁AMISU」は、滋賀特有の歴史・風土・文化に根ざしたホンモノを見立ててお届けするお土産屋さんです。

店舗名称「AMISU」とは「見立て」という意味。またAMISUのロゴマークは、鐶雀(カンスズメ)が向き合っているデザインを採用しているそう(「鐶」は箪笥の引き出しの金具で工芸を、「雀」は五穀豊穣・食品を、それぞれ象徴しています)。黒壁AMISUでは、スタッフが滋賀県内をまわって厳選した逸品が勢ぞろい。約100人の生産者さんと繋がり、湖国の恵みをお届けしています。

今回私は、右の写真の商品(鮎もなか以外)を黒壁AMISUで購入しました。どれもこれも美味しかったのですが、

こちらの「近江牛ビーフカレー」は、箱を開けるとキラッキラのパッケージにビックリ! 私的には濃厚で辛くてとっても美味でした(子どもにはちょっと辛いかも?娘三分の二くらいで完食できず)。

長濱浪漫ビールでランチ

黒壁ガラス館・黒壁AMISUでショッピングを楽しんでから向かったのが、徒歩6分ほどの場所にある「長濱浪漫ビール」。新鮮な生ビールと創作料理が楽しめるビアホールです。今回はここでランチを食べることに。

長濱浪漫ビールに向かう途中、左の写真の案内看板がありました。お店に着くと、入口にあったのが右の写真のメニューで、どれもこれも美味しそう!

長濱浪漫ビールの店内に入ってすぐの場所に、ビール醸造所とウィスキー蒸留所が併設しています。レストランでは、樽詰めされたばかりの新鮮な本格生ビールを楽しめるそう!

江戸時代の米蔵を改装した店内で、長濱浪漫ビールの代表銘柄「長浜エール」を注文しました。さっぱりした柑橘系の香り・モルトの旨味のバランスが素晴らしい! 娘のために注文した「生バナナジュース」も、たくさん歩いて疲れた体に染み渡る!ほどよく甘いフレッシュな美味しさでした(味見しました)。

長濱浪漫ビールでは、近江牛をはじめ、郷土の素材を使ったお料理が自慢なんだそう。
今回は「近江牛入りBIGハンバーグ」「手作り焼きカレー」「フィッシュ&チップス」の3品を注文、どれも濃厚で美味しかった~。でも今更気付きましたが、フライドポテト以外の野菜は食べてませんね(笑)

実はこちらのお店へは、滋賀旅初日の夜に来たかったのですが、残念ながら定休日が火曜日でお休みだったため、翌日水曜日のランチに行きました。もっとたくさんビールを飲みたかったなぁ!

その他黒壁スクエア周辺を散策

ランチ前後に黒壁スクエア周辺の散策もしました。レトロな雰囲気の街並みは歩くだけでも楽しい。

黒壁オルゴール館は、水曜日が定休日で立ち寄れず残念。黒壁ガラス館の目の前にあるMONOKOKORO(モノココロ)は、オシャレなアイテムが勢ぞろいでした(2023年3月6日(月)に別の場所へ移転したようです)。びわこレストラン ROKU近江牛CurryBreadは、この後別のお店でランチ予定だったため利用していません。いつか食べてみたいなぁ。
今回黒壁スクエアを訪れたのは平日水曜日。黒壁スクエアでは定休日が水曜日のお店が多く、また既に年末のお休みに入っているお店もあり、かなり空いていたので少し寂しい雰囲気の街並みでした。

せっかくなので黒壁スクエアから少し離れたところも散策することに。左の写真マップは「ながはま御坊表参道商店街」のもの。右の写真「お花きつね」がある場所が入口のようです。このお花きつね、キンキラキンでものすごい存在感、もちろん娘の記念写真も撮影済(笑)。

左の写真が、無礙智山大通寺(むげちざんだいつうじ)の山門。こちらのお寺は「長浜御坊」「ごぼうさん」の名で親しまれている真宗大谷派の別院で、本堂と大広間が重要文化財建造物に指定されているそう。今回は残念ながらかなり疲れていたため、お寺の中は散策せず。
そして右の写真、長浜曳山祭の本物曳山を常時公開している曳山博物館もありました。長浜曳山祭は、平成28年に日本各地の33の「山・鉾・屋台行事」とともにユネスコ無形文化遺産に登録されているようですね。

黒壁スクエア周辺を散策し、駐車場へ戻る途中にあったのが、こちらのお店「近江つけもの山上(やまじょう)長浜黒壁」です。我が家は家族3人ともお漬物大好き!いろいろと試食したのち、右の写真の2つ(昆布大根、白菜刻み)を購入しました。数日後あまりに美味しくてあっという間に食べ終わり、もっとたくさん買ってこれば良かった~!

黒壁スクエアでかかった費用は?

今回、黒壁スクエア散策でかかった費用は、合計8,911円でした(交通費は除く)。
・海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 龍遊館 入館料:500円(大人2人×1,000円、小人1人×500円、しが周遊クーポン2,000円分利用)
・ガチャガチャ:400円(シン・ウルトラマンのガボラ)
・ガチャガチャ:400円(ドラえもんとのび太)
・駐車場代:400円(ホダヤ神戸町パーキング、約3時間50分)
・お土産:1,254円(黒壁ガラス館、猫の箸置き×3つ、リロクラブ割引)
・お土産:607円(黒壁AMISU、しが周遊クーポン4,000円分利用)
・お土産:1,040円(近江つけもの山上)
・ランチ:4,310円(長濱浪漫ビール、しが周遊クーポン2,000円分利用)

前日滞在した北ビワコホテルグラツィエで付いてきた地域限定「しが周遊クーポン」を利用したため、かなりお安くなりました(夫が何故か1,000円分どこかへ紛失したため、実際に使ったのは8,000円分ですが)

最後に・・・

今回、黒壁スクエア周辺散策での滞在時間は、約3時間50分ほど。午前中に訪れた長浜鉄道スクエアと合わせると、1万歩超えでした。

明治時代の風情が残る黒壁スクエアの街並み散策は、ノスタルジックな気分にひたりつつ、なかなか楽しい時間を過ごせました。が、今回は平日水曜日に訪れたため、水曜日が定休日のお店・年末のお休みに入っているお店が軒並み閉まっており、ちょっと閑散とした街並みが寂しかったです。また滋賀周遊クーポンを使える店舗も予想以上に少なく、どこで使おうか?悩ましかったですね。

次に黒壁スクエアを訪れるとしたら、賑わっていそうな週末がいいなぁ・・・。