今年4月から開催の「EXPO2025大阪・関西万博」。ついに閉幕まで1週間となりましたね。
開幕後あれこれ攻略して何度も通っている方もいるようですが、私は夏休みに一度遊びに行っただけ。というのも海外旅行は好きなのですが、混雑している場所や長時間並ぶのが苦手なため、重い腰がなかなか上がらなくて(笑)。
夏休みといえば、近年は熱中症警戒アラートが頻繁に出るほどの酷暑! 体力的に朝から夜まで屋外にいられる自信がなかったのと、夫は6月に義両親を連れて一度行っていたので、今回の家族万博はのんびり夕方~行くことにしました(私と夫は夜間券、娘は学校から配布の夏パス利用)。
今回は2025年8月24日(日)に、大阪・関西万博へ行った時の写真などを、備忘録として残したいと思います。
目次
EXPO2025大阪・関西万博とは?アクセスと入口到着まで
EXPO2025大阪・関西万博は、大阪市此花区の人工島・夢洲(ゆめしま)で開催している国際博覧会です。
開催期間は「2025年4月13日~10月13日までの184日間」、テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」、公式キャラクターは「ミャクミャク」。来場日時の予約システムなどで「並ばない万博」を掲げて開幕しています(実際は並びましたけどね)。
大阪・関西万博へのアクセスは、電車・バス・船など。今回私は、車で尼崎の万博P&R(パークアンドライド)を利用し、そこからシャトルバスに乗り換えて、万博会場へアクセスしました。



私たちの来場時間予約は、夜間券の入場可能時間に合わせて16時でした。
15時半頃に尼崎の万博P&R駐車場に車を停めて、そこからシャトルバスで15時50分頃に万博会場西ゲートに到着しました。
夫が6月に来た時は、P&R駐車場利用者の優先入場があったそうですが、今回は何故か見当たらず・・・。仕方なくそのまま入場ゲートに30分ほど並び、会場に入れたのは16時25分頃でした。

こちらが公式キャラクターの「ミャクミャク」。ここでの記念撮影も長蛇の列だったため、人がいなくなった瞬間を狙って斜めから撮影→この写真は切り抜きです! 後ろの大屋根リングの写真は、のちほどまとめて紹介します。
まずは、当日入ることができたパビリオンの写真を載せていきます。
サウジアラビアパビリオン

こちらはサウジアラビアのパビリオン。待ち時間30分ほどでした。


入場待ちのルート上で伝統工芸品?アクセサリーの説明をしていて、通りすがりに一瞬撮影。実際には待たされた場所が遠かったので、じっくり目の前では見られず残念・・・。
待っていた場所から大屋根リングの撮影をしたら、なんか素敵に撮れました。


あとは暇つぶしに、レモンの木を眺めたり、入口近くのコーナーの撮影して、待つこと30分。



中に入るといくつかの展示室があり、アートや音楽・映像などで、サウジアラビアを紹介。
個人的には、紅海とサンゴ保護プロジェクト?の映像がとっても綺麗でした(動画撮影も、人多過ぎてボケ加工できず、ブログにアップは断念)。
ここで人気があるのはナイトショーだとか?見てみたかったなぁ。
トルクメニスタンパビリオン

トルクメニスタンのパビリオンのテーマは「より良い明日を作り出す」。まったく知らない国やったけど、SNSで好評だったので興味津々!待ち時間30分ほどでした。


パビリオン外観のスクリーン映像に迫力あり、トルクメニスタンのイメージが膨らみます。建物横には小さな夕日が見えました。

入口には、現役大統領セルダル・ベルディムハメドフ氏の写真がどどーん。





トルクメニスタンのパビリオンでは、入ってすぐの没入型ルームの映像が予想以上に美しくて、うっとり~。驚きのあまり変な声が出てしまうほどでした。
こちらで撮影した動画もボケ加工困難なので、写真をアップします(写真でも十分美しさは伝わるはず!)。




2階の展示エリアでは、トルクメニスタンにまつわるあれこれを展示。これを何故展示しているのか?と思うようなものもあり、詳しい説明が欲しかったなぁ(どこかにあったのかも?)。
とはいえ、こういったマイナーな国の文化を学ぶことができるのは、万博ならではですね。

トルクメニスタンのパビリオンを出たら、すっかり夜になっていました。夜のパビリオン外観も煌びやかで素敵~。個人的にはかなり満足度が高かったです。
マレーシアパビリオン


過去に4回は旅行しているマレーシア。パビリオンを通りかかったら、ちょうど入口のショーが終わったところらしく、なぜか娘が記念撮影。こういう写真を撮ると「万博来たなぁ」って思いますね。
マレーシアのパビリオンでは、多様な文化と活気ある経済の展示を目的としてるそう!確かにマレーシアは多民族の宗教国家やし、昔と比べて経済も発展し続けているイメージです。
せっかくなので入ってみることにしました(待ち時間0分!)



中にはマレー料理のミニチュア展示がありましたが、現地で実物を何度も食べているため「これ食べたことある!美味しかったなぁ~」とか言いながら、すっかり撮影を忘れてました。
マレーシアの伝統的な竹とラタンで作られた「調和の樹(Tree of Harmony)」のオブジェがとっても綺麗で。葉っぱの部分は、手織りのソンケットで作られているそう。
なんだかまたマレーシアに行きたくなってきました。
コモンズA

コモンズAは、29の国と地域が参加している共同館。私が訪れた時はすんなりと入れました。
いろいろな国が小さなブースに少しずつ展示している感じで、さらりと回って終了。昼間訪れたら盛り上がってたりするのでしょうか?
インドパビリオン(バーラト)

こちらはインドのパビリオン。「バーラト」ってなにかと思ったら、ヒンディー語でインドを意味する言葉なんだそう、へぇ~。
ゆっくりと中を散策したかったのですが、ちょうど雨が降り出したタイミングと重なってしまい、雨宿り?する人で大混雑。夫や娘とはぐれないように必死すぎて、写真を撮る余裕がまったくありませんでした。残念無念。
BLUE OCEAN DOME(ブルーオーシャンドーム)


BLUE OCEAN DOME(ブルーオーシャンドーム)は「海洋資源の持続的活用と海洋生態系の保護」をテーマに、環境保護の考え方を学べるパビリオンです。
今回、万博の抽選や予約は夫君にすべてお任せしてたのですが、唯一7日前抽選で当選!事前予約してくれてたので、待つことなくすぐに入ることが出来ました。
入ってすぐ、水の循環を表現するアートピースの水滴が落ちるアートを眺めて、不思議な感覚に(こちらの撮影動画も人多過ぎてボケ加工できず、ブログアップは断念)。
こちらのパビリオンは、万博終了後、モルディブの海洋リゾートに移設される予定みたい(モルディブもいつか行きたい場所のひとつです)。






BLUE OCEAN DOMEのパビリオンで最も見応えがあったのが、巨大な直径10メートルの球体スクリーンで見られる映像です。豊かな海の生態系がプラスチックごみに覆われていく…海洋保護の必要性に関する内容で、海洋汚染について深く考えさせられました。



映像を見終えた後の廊下には、身が引き締まる言葉たちが並んでいました。
「私たちは毎週、クレジットカード1枚分のプラスチックを食べています。」
「プラスチックが自然分解されるまでの時間はおよそ400年です。」
「人類は地球の色を変えようとしています。」

そして「2050年の海では、魚よりプラスチック廃棄物の量が多くなるといわれています。」と・・・。そこまで海洋汚染が進んでいるとは知りませんでした。
パビリオン最後のコーナーでは、トークショー?の映像を見たり、海洋の持続的発展に取り組む企業の常設展示などもあり。大変勉強になりました。
大屋根リング
万博のシンボルと言えば、開催前から話題にあがっていた「大屋根リング」ですね。


こちらは夕方入場してから撮影した大屋根リング(人が少ない場所を選んで撮影)。とても大きくて存在感たっぷり。



こちらは夜の大屋根リング。ずーっと奥まで見渡せるのが圧巻!とっても綺麗でした。
実はこの日は7時過ぎに「雷雲が近づいていて落雷の危険性があるため、大屋根リングから降りるように」とアナウンスがあり、ギリギリセーフ! そしてドローンや花火も中止になってしまい、残念でした。
並ぶことすらできなかったパビリオン



当日、他のパビリオンにも並ぼうとしたのですが、
・シンガポールは早々に閉館
・オーストリアは入場制限で並べず
・パソナも入場制限で並べず、その後19時40分には閉館
と、Xの事前リサーチにあった「並ぶことすらできない万博」を実感しました。
そして上記記載のとおり、ドローンや花火も中止になった影響で、夜も大混雑でした(ドローンや花火をパスして、パビリオンに並ぼうと企んでいたのですが失敗)


こちらは夕方入場したときのガンダムと、夜帰る時のガンダム。私は一応ガンダム世代?ですが、外観を見るだけでも「おぉ~っ」と楽しい気持ちになりました。
最後に・・・

帰りのシャトルバスの列に並んだのは、21時20分頃。予約してあったので、すんなり乗れました。
この日の万博滞在時間は約5時間、P&R利用のため万博だけで15,000歩ほど歩きました。私はたった5時間の滞在でもヘトヘトに・・・この夏の暑い時期に朝から夜までいられる人は、ものすごい体力の持ち主ですね! そして何時間も待たされるパビリオンは、きっとすごい魅力があるんだろうなぁ。
今回なぜかアジア系のパビリオンがメインになってしまいましたが、夕方からゆる~く万博の雰囲気をなんとか楽しめました。今はもう閉幕前の駆け込み需要で大混雑のようですが、ギリギリ夏休みに行っておいて良かった。
そして最後に思ったことを。万博に行く前からきっとそうなんやろうなぁと想像してましたが、やはり「スマホを使いこなして日々最新情報をリサーチ・攻略している人」と「長時間列に並んだり、たくさん歩ける体力のある人」が楽しめる万博だったのではと思います。実際にスマホに不慣れな高齢者が自力で訪れるのは難しく(義両親を連れて行くのは夫のアテンド必須でした)、また子どもが気軽に海外や先端技術に触れられる場所かと言ったら、それも親の攻略と運次第だったのでは?と感じています。