神戸布引ハーブ園は、山の高台から神戸の街並みを見渡せるマウンテンリゾート!四季折々のハーブや花々に囲まれた、神戸を代表する人気スポットです。
実は神戸布引ハーブ園へは、だいぶ前から「いつか遊びに行きたい」と思っていました(以前、ライターのお仕事で取材の予定もありましたが、実現せず)。
夏シーズンにはひまわり畑に行くのが恒例の我が家ですが、せっかくなら今年は神戸布引ハーブ園のひまわり畑に行こう!ということで、7/30(日)に家族で遊びに行ってきました。
目次
神戸布引ハーブ園とは?
神戸市中央区北野町にある「神戸布引ハーブ園」は、神戸の市街地からすぐの場所にある、神戸を代表するリゾート施設。本格的なマウンテンリゾートも楽しめる日本最大級のハーブ園です。
神戸布引ハーブ園へはロープウェイでの空中散歩を約10分間、神戸方面の絶景が眼下に広がります。標高約400mの山頂に着いたら、高台から神戸の街並みを見渡すことができ、また四季折々約200種75,000株の様々なハーブや花々がテーマの異なる12のガーデンで咲き誇っています。
そのほか、ラグジュアリーなレストラン・カフェラウンジなどもあり、園内各所では設置されたハンモックでくつろいだり、のんびりと優雅な時間を過ごすことができます。
また今回私が訪れた夏シーズンは「きっと忘れない夏」をテーマにした2つのひまわり畑(四季の庭/風の丘フラワー園)が、夏の名物景色となっています。(参考記事:公式サイト)
神戸布引ハーブ園へのアクセス・ハーブ園山麓駅に到着まで
神戸布引ハーブ園へのアクセスは、ロープウェイのみとなります。
まずはそのロープウェイに乗るために、三宮駅からハーブ園山麓駅に向かいます。
三宮駅から「神戸市営地下鉄西神・山手線」に乗って新神戸駅で下車。駅の改札口の案内「神戸布引ハーブ園/ロープウェイ」に沿って向かいます。
こちらのエレベーターで1Fへ行こうとしたら、混雑していて中々来ず・・・。しびれを切らして、階段を上ってウロウロしたところ「ロープウェイのりば」の看板を見つけました。
こちらの道をまっすぐ進みます。ロープウェイとハーブ園の案内もありました。
こちらが「ハーブ園山麓駅」の建物です。
「ハーブ園山麓駅」の建物入口にはエレベーターがあり、4Fにハーブ園ゆきロープウェイのりば・チケット売り場があります。ここでチケットとパンフレットをゲットしました。(団扇はおまけ、チケット料金は福利厚生割引で10%Offです)
ハーブ園山麓駅~風の丘中間駅~ハーブ園山頂駅まで(ロープウェイ)
こちらのロープウェイに乗って、ハーブ園山麓駅からハーブ園山頂駅(=神戸布引ハーブ園)へ向かいます。
ハーブ園山麓駅→ハーブ園山頂駅までは、ロープウェイで約10分間の空中散歩。神戸方面の絶景が眼下に広がり、ぐんぐん景色が変わり、とても気持ち良かった~。
ちなみに神戸布引ハーブ園のロープウェイは、風の丘中間駅⇔ハーブ園山頂駅を何度でも往復できます。
私は当日「ハーブ園山麓駅→(風の丘中間駅を通過)→ハーブ園山頂駅→(ハーブ園山頂駅~風の丘中間駅を歩いて散策)→風の丘中間駅→ハーブ園山頂駅→ハーブ園山麓駅」のように移動しました。
こちらはハーブ園山麓駅→風の丘中間駅まで、タイムラプスで撮影。神戸の街並みがどんどん小さくなっていきます。
そしてこちらが風の丘中間駅→ハーブ園山頂駅まで、タイムラプスで撮影したものです。縦長で撮ったほうが、空も大きく映って綺麗かも?
ついでに、こちらは帰る時のタイムラプス撮影。ハーブ園山頂駅→風の丘中間駅に向かって降りると、神戸の海や街並みがぐんぐん近づいてきます。
ロープウェイで行き来すると、風の丘フラワー園のひまわり畑や、布引の滝も見えましたよ。
こちらは、ハーブ園山頂駅に到着した時の写真です。
園内マップは、ハーブ園山頂駅すぐ右側の方にありました。
到着後すぐに「山の上だからか?全体的に気温が少し低めで、風が爽やかだな~」と感じました。
ハーブ園山頂駅周辺を散策
ハーブ園山頂駅周辺には「展望プラザ」「ローズシンフォニーガーデン」「森のホール」「フレグラントガーデン」などのスポットが点在しています。
展望プラザ
ロープウェイを下りるとすぐ目の前には展望レストハウス入口があります。そして右側のアーチが、ハーブ園山頂駅~風の丘中間駅への散策ルート入口になっています。
展望プラザからは、神戸方面の開放感たっぷりの景色を楽しめます。
展望プラザのウェルカムガーデンでは、鮮やかでカラフルな夏の花々がたくさん咲いていました。記念撮影にもぴったりのコーナーです。(写真は夫と娘)
ウェルカムガーデンの奥には、展望プラザの広場があります。左側のレストハウスはドイツの古城「ヴァルトブルク城」をモチーフにしたものなんだそう。
展望プラザの広場には、テイクアウトの飲食店「神戸菓子工房 HONEW DEW(ハニーデュウ)」「KOBE Garden Terrace Bar(神戸ガーデンテラスバー)」の2つと、山頂ショップ「ハーバルマーケット」があります。
城門のような時計台もあり、パラソル・チェアもたくさん並んでいるので、ちょっとしたランチや休憩ができますよ。
ローズシンフォニーガーデン
展望プラザの時計台をくぐった先にあるのが、約60種のローズが香る「ローズシンフォニーガーデン」。ここではイングリッシュローズをメインに、品種ごとに変わる色・形とりどりのローズが楽しめるそう。
素敵なガーデンの空間でしたが、私が訪れた夏はバラの開花シーズンではなかったのが残念でした。
森のホール1F:香りの資料館
ローズシンフォニーガーデンの奥にあるのが「森のホール」。こちらの建物1Fには「香りの資料館」があります。
香りの資料館では、アンティーク香水瓶や香りを抽出する道具などを展示。また約80種類の天然エッセンオイルの香り比べや、香りと暮らしの展示も行われています。
屋内スポットなので、暑い夏シーズンはちょっと休憩しつつ、素敵な香りに癒されるスポットでした。
森のホール2F:癒しの森 -そこはランプの燈る「おとぎの森」-
森のホール2Fは、通常多目的ホールとなっていますが、私が訪れた時期は「癒しの森 -そこは、ランプの燈る「おとぎの森」-」を展示していました。(無料)
こちらが入口にあった案内です。
4つのシーン(青い鳥の鳴く森・サンゴ礁の海辺・遊牧民の草原・星明りの宇宙)に合わせて、モロッコランプ・空間の色・音が移り変わり、1シーンは各5分くらいなんだそう。
中に入ると、音・光・香り・植物で演出された癒しの空間が広がっています。
約12mの高い天井を見上げると、まるで星空を眺めているような気分になりました。
フレグラントガーデン
森のホールを出ると、田舎の暮らしをモチーフにしたエリア「フレグラントガーデン」があります。
ここでのコンセプトは「穏やかな山並みを背景に、ヨーロッパの田舎を彷彿させるのどかなガーデン」。足元には石畳とペニーロイヤルミントが広がっています。
この日は暑くて外でゆっくり過ごせませんでしたが、春や秋など過ごしやすいシーズンならハンモックやチェアに座り、優しい香りに囲まれて癒しのひとときを過ごせそうな空間でした。
ハーブ園山頂駅~風の丘中間駅を散策
ハーブ園山頂駅~風の丘中間駅への散策は、こちらの展望プラザのアーチ(右側)から入ります。風の丘中間駅まで、山の斜面を下りながら散策するルートとなります。
ハーブミュージアム~家庭菜園ポタジェ
「ハーブミュージアム」では、約100種類のハーブを展示しています。生活に身近な存在となっているハーブですが、ここでは利用方法別に植えられているそう。(上のマップ写真参照)
また実際に手で触れていろんな香りを楽しむことも可能。毎日ハーブガイドツアーも実施してます。
「家庭菜園ポタジェ」は、家庭でも楽しめる「おしゃれで実用的なキッチンガーデン」をテーマとする、野菜とハーブを混植した家庭菜園です。
私が訪れた日は、夏野菜「キュウリ(ラリーノホワイト)」「赤おくら(F1島の恋)」「プチトマト」などが植えてありました。私が自宅で育てている野菜もあり興味津々。
林の小径入口コーナーのハンモック
森林浴をしながらお散歩できる「林の小径」入口のコーナーには、素敵なハンモックがたくさんありました。
木漏れ日の中で、ゆったり心地よい風を感じながら、のんびりゴロゴロするのって最高!癒される~! 歩き疲れたらちょっと休憩にもおすすめのスポットでした。
グラスハウス~ハーブの家~愛の像
今回は「林の小径」には入らず、グラスハウスまでのショートカットコースを進みました。
グラスハウスに向かうショートカットコースは、ゆるやかな下り坂です。
グラスハウス手前はちょっとしたガーデンになっていて、色とりどりの夏のお花や、爽やかなライムグリーンのコキア(和名はホウキギ・ホウキソウ)が並んでいます。コキアはまるまるモフモフした形が可愛いですよね。
こちらがグラスハウス(温室)の外観、ガラスの形状が美しい建物になっています。
グラスハウスのエントランスは、ちょっとおしゃれなグリーンの空間。天井にはハンギングバスケットが吊り下げられ、スマホスタンドを使って記念撮影できるベンチコーナーもあります。
グラスハウスのエントランスの動画も撮影してみました。爽やかなグリーンに囲まれた空間。
エントランスの奥には、キッチンやリビングなどの暮らしのワンシーンをドライフラワーで彩る「ハーブの家」や、スパイスの魅力を楽しめる「スパイス工房」がありました。
グラスハウス(温室)の奥に佇む彫刻「愛の像」は、1993年に愛の守護神・聖バレンチノ生誕の地・イタリアのテルニ市から、日本のバレンタイン発祥の地・神戸市に寄贈されたものなんだそう。
母が子を抱きしめる「愛の像」は、心を癒す愛の名所として人気の撮影スポットです。
グラスハウス(温室)は、スパイス・果実などの熱帯性植物を中心に植栽されたガーデンです。ちょっと散策するだけでも、熱帯らしい素敵な空間に出会えます。ベンチやチェアなどもあるので、緑に囲まれて休憩しても。
ザ・ヴェランダ神戸(1Fテラス)
グラスハウス(温室)の奥の「ザ・ヴェランダ神戸」では、2Fのラグジュアリーなカフェラウンジと、1Fの開放感あるテラスを展開しています。
今回私は1Fのテラスを利用しました。
ここではいろいろな種類のテラス席を用意、広い空と鮮やかな緑に囲まれた開放感たっぷりの空間です。
心地よい風を感じながら、空を行き来するロープウェイを眺めたり、冷たい飲み物(ハーブフラッペ(ハイビスカスマンゴー)・オレンジとレモンのティーソーダ)を楽しんだり。優雅な気分でのんびり過ごして、心が満たされました。
誓いの鐘/ハーブの足湯
ザ・ヴェランダ神戸の近くのハッピースポット「誓いの鐘」では、神戸の景色を見渡しながら鐘を鳴らして願いを込めることができます。
季節のハーブが入った「ハーブの足湯」も、ザ・ヴェランダ神戸のすぐそばにあります。私が立ち寄ったときは、おばさまグループ10人くらいが並んでお喋りしながら足湯を楽しんでいて、写真撮影をお願いされました(笑)
ラベンダ園~四季の庭(ひまわり畑)
神戸布引ハーブ園には「ラベンダー園」もあります。ハーブの女王・ラベンダーの香りを楽しみにしていたのですが、シーズンが終わっていて残念でした。
ラベンダー園から空を見上げると、真上をロープウェイが行き交っています。
「四季の庭」では「ヨーロッパの田舎町、青い空と緑の山に囲まれ、たたずむ家」をコンセプトに、豊かでゆったりとしたハーブのある暮らしをテーマとした4つのガーデンを展開しています。
おもてなしの庭・くつろぎの庭・よろこびの庭・いやしの庭の4つのガーデンは、それぞれ繋がっているので、厳密にここからここまでがどの庭か?とは考えずに、散策を楽しみました。
四季の庭「よろこびの庭」の段々畑では、ひまわり畑を見ることができます。農機具や収穫したハーブを乾燥保存するためのガーデンシェッド(小屋)を背景に、可愛らしいひまわりがたくさん咲いていました。
そのほかにも、山々と青空を背景に、いろいろな四季の花がたくさん咲いています。
また緑あふれるバーゴラが、涼やかなミストに包まれる夏限定のスポット「ミストの森」も設置してありました。
四季の庭では、動画も撮影してみました。
色とりどりのお花や植物・木々に囲まれた空間。またいつか別の季節に訪れたら、この景色もがらりと変わるんだろうなぁ。
滝のパティオ~オリエンタルガーデン
「滝のパティオ」は、布引の滝をイメージした水辺のゾーン。暑い夏の日に訪れたため、とても涼やかに感じられるスポットでした。
水辺には様々な生き物が暮らしていて、梅雨時期には貴重種・モリアオガエルの産卵が見られるそう。
滝のパティオの階段を降りると「オリエンタルガーデン」があります。
ここでは、日本をはじめとしたアジア原産の有用植物(食用、薬用、工芸用の植物)を栽培、それぞれの利用法など見て学べるガーデンなんだそう。
ゆっくり散策したかったのですが、あまりに暑過ぎて早々に移動することに。右側にはロープウェイと風の丘中間駅が見えました。
風の丘芝生広場~風の丘フラワー園(ひまわり畑)~風の丘中間駅
「風の丘芝生広場」に到着しました。
ここは神戸の絶景とともに山桜・ユリ・紅葉など四季を感じる癒しのエリアなんだそう。風の丘芝生広場のシンボル的存在「白い星座」が、風に吹かれてクルクル回っていました。
ここではハンモックにのんびり揺られながら神戸の絶景を眺めよう!と思っていたのですが、ハンモックは混雑していた上、日向でめちゃくちゃ暑かったため諦めました。残念。
風の丘芝生広場のすぐ下には「風の丘フラワー園(ひまわり畑)」、その奥には「風の丘果実園」があります。
「風の丘フラワー園(ひまわり畑)」「風の丘果実園」の動画を撮影してみました。
風の丘フラワー園のひまわり畑は、小さめでしたが、可愛らしい黄色のお花畑。神戸の風景とあわせて見下ろしながら楽しめる絶好のロケーションです。
そして風の丘果樹園では、柑橘類・キウイ・リンゴ・フェイジョアなど、さまざまな果実が実るそう。真夏は収穫期ではないのが残念でした。
風の丘フラワー園のひまわり畑では、ひまわりの写真をたくさん撮影しました。蜂さんはもちろん、ロープウェイ・夏の青空との共演がとっても絵になります。
またすぐそばには風の丘中間駅があり、ロープウェイでのアクセスも便利なロケーションでした。
神戸布引ハーブ園で食べたもの
ザ・ヴェランダ神戸(1Fテラス)
ザ・ヴェランダ神戸の1Fテラスでは、冷たい飲み物をオーダーしてちょっと休憩しました。
「ハーブフラッペ(ハイビスカスマンゴー)」「オレンジとレモンのティーソーダ」の2つをオーダーし、1,700円でした。
「ハーブフラッペ(ハイビスカスマンゴー)」は、冷たいかき氷が乗っていてマンゴー好きにはたまらない味。娘も喜んで食べていました。「オレンジとレモンのティーソーダ」は、大人向けのさっぱりとした味わいのドリンクでした。
今回はオーダーしませんでしたが、布引ハーブバーガー・ガーデンソフトクリームなどもありましたよ。
神戸菓子工房 HONEY DEW(展望プラザ)
「神戸菓子工房 HONEW DEW(ハニーデュウ)」は、展望プラザにあるテイクアウトのお店です。
今回はこちらで軽いランチをとることに。「ホットドッグ(カリーブルスト)」「シーズナルチキンプレート(ポテトとハーブチキンの盛り合わせ)」「アサヒスーパードライ」をオーダーし、3,050円でした。
食べ足りなかったら追加で何か購入しようと思っていたんですが、意外とお腹いっぱいになってしまいました。
神戸布引ハーブ園のお土産
神戸布引ハーブ園のお土産は、展望プラザ広場にあるショップ「ハーバルマーケット」で販売しています。ハーブ園オリジナル商品やハーブのアイテムを多数取り扱っていて、見応えがありました。
今回は「ハーブソルト ローズマリー」「金木犀アロマオイル」「フラワーチャーム ひまわり」の3つを購入、1,578円でした。
ハーブソルトは早速お料理に大活躍、金木犀のアロマオイルはとってもいい香りです。娘のかばんに付けたフラワーチャームは早速紐が切れてしまったのですが、修理して使っています。
神戸布引ハーブ園でかかった費用は?
今回神戸布引ハーブ園でかかった費用は、合計10,378円でした(交通費は除く)。
・チケット料金:4,050円(大人2人×1,620円、小人810円、福利厚生割引で10%Off)
・お茶代:1,700円(ザ・ヴェランダ神戸 テラス)
・ランチ代:3,050円(展望プラザHoneyDew)
・お土産代:1,578円
料金には、往復のロープウェイ乗車料とハーブ園入園料が含まれています。またロープウェイは、風の丘中間駅⇔ハーブ園山頂駅を何度でも往復できるので、チケットを捨てないようにしましょう。
最後に・・・
今回神戸布引ハーブ園での滞在時間は約4時間ほど、合計14,000歩以上歩きました。
真夏に訪れたものの、山の上だから全体的に気温が少し低め、風が爽やかで過ごしやすかったです。アイスクールリングで暑さをしのぎつつ、園内散策を楽しみました。
一番のお目当て・ひまわり畑は小さめながら2つあり、可愛らしい写真が撮影できて満足。炎天下だった割には夏バテせずに楽しく過ごせた良かったです。
園内にはひまわり以外にも魅力的なスポットがたくさんあったので、今度は別の季節に訪れたいなぁと思います。