兵庫県西宮市にある北山緑化植物園は、緑豊かな山々に囲まれた総面積9ヘクタールの植物園です。
実はこれまで何度となく車で目の前を通っていたものの、なかなか立ち寄る機会がなく。ずっと気になっていたスポットでした。
今回は2023年11月3日(金)の文化の日に、家族で遊びに行ってきました。
目次
北山緑化植物園とは?
兵庫県西宮市北山町にある北山緑化植物園は、兵庫県西宮市が管理する9ヘクタールの植物園。
緑豊かな山々に囲まれたロケーションに、1982年に開園しました。園内では季節の花々を鑑賞できるだけでなく、北山山荘・緑の休憩室(展示温室)・植物生産研究センター・北山墨華亭などを散策できます。
北山緑化植物園へのアクセス・入口に到着まで
北山緑化植物園へのアクセスは、電車+徒歩・バス・車など。今回私は車でアクセスしました。
こちらが北山緑化植物園の入口、奥の駐車場を利用します。
北山緑化植物園のご案内や、園内マップ(劣化していて読み難い)、自動販売機もあります。
入口正面を行った先の建物は直営の売店で、観葉植物や苗などを販売しています。園内散策前に購入してしまうと重たいので、帰りに立ち寄ることにしました。
園内で咲いていた季節の花々や景色
芝生広場にはパーゴラが設置してあり、のんびり休憩できるスポット。近くには大きな桜の木があり、春にはきっと綺麗だろうな。
園内ではいろいろな種類のお花が咲いてますが、珍しい黄色のコスモスに癒されて、パンパスグラスに秋を感じました。
こちらは園内中央の噴水スポット。小さな天使のオブジェが可愛い。
噴水スポット近くのバラ花壇には、約70種80株のバラが植えられているそう。どの秋バラも綺麗でしたが、娘が「エーデルワイス」を見つけて嬉しそうに歌っていました。
北山山荘
北山緑化植物園には、日本庭園と数寄屋造りの山荘「北山山荘」があります。
市内在住の故木村吉太郎氏の寄贈を受け、市制60周年を記念して建設された建物なんだそう。北山山荘では、庭園公開と(期間限定で)抹茶の有料サービスも行っています。
こちらは入口の建物。中は少ししか見えませんでした。
こちらが北山山荘の中の景色。日本庭園と数寄屋造りの建物が一体となった、大変美しい空間です。
この時まだ紅葉は始まったばかり。ピーク時には素敵な景色が見られそうですね。
日本庭園には、静かに流れる四段の滝や、水琴窟(すいきんくつ)もあります。残念ながら水琴窟の音は聞こえませんでした。
こちらの個室や、紺色のジュータンが敷いてある縁側コーナーで、お抹茶と和菓子のセット(500円)をいただけます。
私は縁側コーナーでひとやすみ。日本庭園を眺めながら、贅沢な気分で頂きました。
日本庭園の奥には茶室?のような建物もあり、その先は行き止まりでした。(行き止まりだってどこかに書いてほしい。笑)
緑の休憩所(展示温室)
こちらは2022年秋に「緑の休憩所」としてリニューアルオープンした展示温室です。
こちらが入口、中では260種1500株の温室植物を栽培しているそう。
それほど広くない空間に、高さのある観葉植物がたくさん生い茂っています。
そのほか、多肉植物や食虫植物など、たくさんの植物に囲まれた空間に癒されました。椅子とテーブルもあるので、ちょっとした休憩にもよさそうですね。
植物生産研究センター
こちらは、最新の植物知識を紹介する「植物生産研究センター」です。
特色ある都市緑化を推進するため、最先端科学技術のバイオテクノロジーを活かし、植物の増殖・品種改良などを行い、市民の暮らしにつないでいくための植物の研究施設なんだそう。
入口手前で、とっても綺麗なフクシアの花を発見。センター内の展示資料によると、ここで品質改良した西宮市独自の「エンジェルス・イヤリング」という品種のようです。
センター内には、ほかにもいろいろな展示物があり。いろいろな種類のきのこの標本や、枯死したポプラの大きな切り株「コフキサルノコシカケ」など。奥には培養室もあり、中の様子を観察できます。
アンパンマンのキャラクターや、可愛らしい動物たちの松ぼっくり。よく考えて作ったなぁと感心。
センター入口そばの花壇のお花も、とっても綺麗に咲いてました。
北山墨華亭
「北山墨華亭(きたやまぼっかてい)」は、姉妹都市である中国紹興市の名園・蘭亭内にある「墨華亭」及び「回廊」をイメージした建物で、平成4年に日中友好のシンボルとして完成しました。
こちら建物の中を歩いて鑑賞することもできます。ちょっと不思議な空間でした。
北山緑化植物園でかかった費用は?
今回北山緑化植物園でかかった費用は、合計1,600円でした(交通費は除く)。
・入場料:無料
・お抹茶と和菓子セット:500円
・駐車場代:300円
・苗:800円(フクシア、多肉植物 玉つづり)
売店で購入したフクシアの苗は、植物生産研究センター前で見つけたものの色違い「ピンクラベンダー」を選びました。植物生産研究センターで品質改良した西宮市独自のオリジナル品種「エンジェルス・イヤリング」となります。
最後に・・・
こちらの写真は、展示温室にあったオブジェ。本物の恐竜の頭蓋骨に見えてビックリ(笑)。
今回、北山緑化植物園の滞在時間は1時間45分ほど。秋の心地よい気候の中、のんびりと散策を楽しめました。日本庭園・数寄屋造りの建物が一体となった「北山山荘」も大変美しい空間でした。また入場料無料とは思えないほど、管理の行き届いた綺麗な園内で、居心地も良かったです。
次また訪れるなら、春の桜シーズンか、紅葉のピーク時に遊びに行ってみたい。お弁当持参でピクニックなども素敵な時間を過ごせそうです。